蜂の巣駆除はこれさえ確認すれば怖くない!アシナガバチの駆除方法

蜂に刺される原因として多く挙げられるのが、蜂の巣を自力で取り除こうとしたこと。蜂の巣を見つけると、どうにも心配になってしまうものですが、自力でなんとかしようとするのであれば「確実にできる」という状況でのみトライしましょう。アシナガバチの巣の駆除は、場合によっては自力でも行えますが、条件が少しでも合わない場合は、無理をせずに駆除業者に作業を依頼することが肝心です。

アシナガバチの特徴と巣

アシナガバチは細身で、読んで字のごとく、足が長いことが特徴的な蜂です。ブラックを基調としたボディには、多くの種類でイエローの縞模様が入っています。あまり直線的に飛ぶことはなく、何かゆらゆらと飛ぶことも特徴のひとつです。

スズメバチのような凶暴性はなく、何かおとなしい感じもする蜂ですが、刺激が加わり、スイッチが入ると攻撃性を増すことがあります。毒も強力なので、近づくべき蜂ではありません。注意すべき蜂だといえるでしょう。

アシナガバチの巣は、シャワーヘッドのような形をしています。色は灰色、もしくは灰褐色。スズメバチの巣とは異なり、巣穴はむき出しです。アシナガバチは、さまざまな場所に巣を作りますが、特にエアコンの室外機の周辺でよく見つかります。そのほか、屋根裏や床下、換気扇や空調用のダクト、壁の中にまでアシナガバチは巣を作りますが、このような場所の場合は自力での駆除は難しいので、専門の駆除業者に作業を依頼しましょう。

ベランダや窓枠など、開けた場所で、さらに巣が小さければ、自力での駆除も可能です。ただし、その場合でも、細心の注意を払い、正しい手順で作業する必要があります。

アシナガバチの巣を駆除する時期

アシナガバチの巣に限ったことではありませんが、蜂の巣を駆除する場合は、作業に適した時期があります。蜂たちの活性が上がる夏から秋にかけては、基本的に自力での駆除は難しいと考えましょう。

アシナガバチが巣作りを始めるのは春です。4~6月頃までは、働き蜂たちがまだ羽化していないため、蜂の絶対数が少なく、巣の駆除も比較的容易に行えます。スズメバチも同じ傾向で巣作りをするので、こちらも駆除するならこの時期がおすすめです。

6月の終わり頃から働き蜂の数が増え始めます。この時期を迎えると、蜂が活性化し、巣も大きくなっていきます。幼虫が羽化するシーズンでもあり、アシナガバチもかなり神経質になります。外敵に対する攻撃性が増すので注意が必要です。

アシナガバチが巣を作ると、違う蜂を呼び寄せることがあります。ヒメスズメバチというスズメバチの仲間です。この種はアシナガバチの幼虫を捕食する習性を持っているため、アシナガバチの巣を駆除せずそのままにしておくと、違う蜂まで寄ってきてしまうという結果になりかねません。

アシナガバチの巣の駆除に適した時間帯

蜂の巣の駆除には、作業に適した時間帯があります。アシナガバチは昼間に行動し、暗くなると巣に帰って休息します。つまり、駆除は夜間に行うのが鉄則です。

夜間、もう少しくわしく言うと「日が沈んでから約2時間後」を目安に作業をスタートします。働き蜂は、狩りを行うために昼間は巣を離れています。日没が近くなると働き蜂は素に戻りますが、暗くなると活性が一気に下がります。この時間帯ならば、たくさんの蜂が巣内に留まっているため、最大の駆除チャンスということになるのです。しかし、暗闇での作業になるので、もちろん細心の注意を払って作業を行わなければなりません。巣の位置や周囲の状況を、日が高いうちにチェックしておきましょう。

つづいては、駆除に必要なアイテムについてご紹介していきます。

殺虫剤など、駆除に必要なアイテム

アシナガバチの巣を駆除するために必要なアイテムはいくつかあります。自力で駆除を行う場合は、安全を確保するために、すべて必ず用意してください。

・殺虫剤

蜂を駆除する際に使う殺虫剤は、家庭用のスプレー式殺虫剤で問題ありません。「合成ピレスロイド系」と呼ばれる殺虫剤で、しっかり狙えるスプレー式のものが適しています。蜂の毒の強さや凶暴性を考えると、ゴキブリやハエなどに使用する殺虫剤では役不足に感じる人も多いのですが、アシナガバチはこれらの害虫よりも殺虫剤への耐性が弱いため、十分に効き目があります。

・防護服

蜂の集団から体を守るために防護服は欠かせません。ただ、蜂駆除用の防護服は高価なので、1回きりの駆除のために購入するのでは元が取れません。蜂の被害が多い自治体では、防護服をレンタルしていることがあるので、お住まいの自治体に問い合わせてみるとよいでしょう。

もしも防護服が手に入らない場合は、フード付きの合羽と厚手の帽子、長靴、軍手などで代用します。軍手は2枚重ね、肌や薄手の服が露出する部分は、タオルを巻くなどして補強してください。特に首の周辺には蜂が入り込みやすいため、タオルでしっかりガードしましょう。これらを着用する場合でも、下には厚手の長袖や長ズボンを着用します。

・懐中電灯

アシナガバチの巣の駆除は、夜間の作業となるので懐中電灯が必要です。しかし、通常の光のままでは蜂を刺激してしまうため、赤いセロハンをかぶせるなどして調整します。

・剪定バサミ

剪定バサミは、アシナガバチの巣を切り落とすためのものです。殺虫剤を噴射した後に使用します。

・ゴミ袋

駆除したアシナガバチと巣を処分する際に入れる袋です。普段のゴミ捨てで使用している、燃えるゴミ用の袋がよいでしょう。

アシナガバチの巣を駆除するプロセス

自力でアシナガバチの巣を駆除する際のプロセスをご紹介します。

  1. 巣に対し殺虫剤をスプレー

アシナガバチの巣に殺虫剤がしっかり届くよう、1~2mの距離から殺虫剤をスプレーします。風向きを考慮しないと、巣までうまく殺虫剤が届かないので、風上から近づき30秒程度スプレーします。アシナガバチがうろたえるように飛び回りますが、防護服を身に着けていれば刺される心配はありません。

  • 蜂の巣を取り除く

殺虫剤の効果によりアシナガバチが巣から落下したら、残っているはちがいないかどうかチェックし、剪定バサミで巣を切り落としましょう。下にゴミ袋を広げておくと作業が楽です。

  • 蜂の巣があった場所にも殺虫剤

アシナガバチの巣の除去は、これで終わりではありません。巣があった場所にも殺虫剤をスプレーしておきます。これは、戻ってくる蜂がいることを想定して行うもので、しっかり10秒ほどスプレーしておきましょう。夏の活性が高い時期は、巣を離れていたアシナガバチが同じ場所に巣作りをする場合があります。

  • 燃えるゴミとして処理

除去したアシナガバチの巣とアシナガバチは、燃えるゴミとして、指定日に出します。毒がまだ残っているかもしれないので、蜂の死骸の扱いには軍手を必ず着用し、十分に注意して作業してください。

アシナガバチの巣の駆除、危険だと感じたら業者に依頼

アシナガバチの巣は、大きさにして15cm程度のものであれば、自力で駆除することも可能です。しかし、ご紹介したように、条件によっては、この大きさでも自力での駆除は避けたほうがよい場合もあります。普段はそれほど危険ではないアシナガバチでも、夏から秋にかけては攻撃性を増します。もしもアシナガバチの巣を見つけた場合、ちょっと手に負えないなと感じたら、迷わず専門の駆除業者医作業を依頼しましょう。

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