蜂の巣の種類について

その凶暴さがよく知られるスズメバチ。夏から秋にかけて、このスズメバチやアシナガバチの仲間の活性が上がり、人を襲うこともあります。この記事では、蜂の巣の見分け方と、蜂の巣を見つけた場合の対処法について紹介しています。

スズメバチの巣

スズメバチは、さまざまな場所に巣を作ります。通常はくす玉のような球体ですが、その前段階では、何やらツボをひっくり返したような形状です。スズメバチには、オオスズメバチを筆頭に、キイロスズメバチやモンスズメバチなど、いくつかの種類があります。

スズメバチは4月頃から巣を作り始めます。この頃の巣には女王蜂のほかには幼虫しかいないので、比較的駆除作業をしやすい時期だといえます。6月の終わり頃から7月頃にかけては、働き蜂が羽化し始め、だんだんと巣が大きくなっていき、最大で80cmほどの大きさになる場合もあります。この頃を境に、蜂の凶暴性が増していきます。

どのスズメバチも似たような形状の巣を作りますが、ヒメスズメバチの巣だけは、半分ほどがむき出しになっています。どの種類のスズメバチも、巣は何重もの層になっていて、模様が突いていることが特徴です。

スズメバチが巣を作る場所は、屋根裏や軒下のほか、土の中や生け垣など、さまざまです。意外に目立たない場所に巣を作ることもあり、知らないうちに踏んだり蹴ったりしてしまい、襲われることもあるようです。都市化の波が押し寄せるにつれ、スズメバチもそれに適応するかのように街の中でも巣作りをしています。

アシナガバチの巣

アシナガバチの巣は、スズメバチのものに比べるととても小さく、最大でも直径15cmほどの大きさです。シャワーを思わせる形状で、外から巣穴がよく見えるという特徴があります。アシナガバチはそれほど凶暴な蜂ではありませんが、毒が強いため、巣を刺激してしまうととても危険です。エアコンの室外機や軒下など、比較的オープンな場所に巣を作る傾向がありますが、スズメバチの巣よりも生活に密着した場所でよく見かけるため注意が必要です。駆除は4~5月頃なら自力でも可能ですが、夏場から秋にかけてはアシナガバチも活発に動き出すため慎重に行う必要があります。

ミツバチの巣

ミツバチは、私たちが普段いただいているハチミツを作ってくれる存在です。このミツバチも、屋根裏や床下など、意外に生活に密着した場所に巣を作ることがあります。ミツバチの巣は、スズメバチやアシナガバチの巣とは異なる板状で、垂れ下がっていることが特徴です。ミツバチの種類により、巣の作り方に特徴が見られます。比較的、目立たない場所に巣が作られることが多いのですが、巣自体はかなり大きく、大きいものだと横幅1mほどになります。不意に刺激してしまうと痛い目にあうので、ひんぱんにミツバチを見かけるようなら注意したほうがよいでしょう。

もし蜂の巣を見つけたら

蜂の巣は、蜂が活発に動き出す前、すなわち、小さいうちに取り除くのがもっとも効果的です。大きくなってしまうと危険なので、このような場合は、専門の駆除業者に作業を依頼しましょう。

スズメバチの巣は、どんな場合でも専門の駆除業者に作業を依頼してください。スズメバチは攻撃性が高いため、巣の駆除に失敗するとたいへん危険です。

住宅地にお住まいの場合は、蜂の巣があることで近隣の住民にまで迷惑が及ぶ可能性があるので、速やかに駆除を検討しましょう。

特に持ち家にお住まいの場合は、このようなケースに該当します。放置してしまうと、責任問題になりかねませんので、できるだけ速やかに、業者に依頼して駆除しましょう、

賃貸住宅にお住まいの場合は、物件を管理する業者にまずは連絡しましょう。室内などの専有部分に巣が作られてしまった場合は自己負担になりますが、共用部分であれば管理業者の負担により巣を取り除くことになります。

街中などで蜂の巣を見つけた場合は、地方自治体に連絡しましょう。

蜂の巣を見つけた場合、むやみに近づいてはいけません。蜂が刺激されて攻撃的になる可能性があります。蜂は最初から攻撃的なわけではなく、巣を守ろうとする防御本能から、一定のプロセスを踏んでから攻撃に移ります。業者の場合は、このような習性も考え、完全防備で作業するので安心です。

小さな蜂の巣なら自力で駆除可能な場合も

すでに少し触れましたが、まだ蜂が活動的ではないシーズンなら、巣も小さく、駆除が容易です。巣の大きさが15cm程度であれば、条件がそろえば自力で駆除することが可能です。これ以上の大きさになると、中にいる蜂の数から考えても危険度が増すため、業者に相談したほうがよいでしょう。

自力で駆除が行える場合でも、「殺虫剤」のほか、「防護服」「剪定バサミ」「軍手」などをそろえて作業に当たってください。蜂の巣の除去作業は夜間に行います。そのため懐中電灯も用意する必要があります。赤いセロファンを貼り、光の色を調節してください。

明るいうちに巣の位置を把握しておき、日没から約2時間後、完全防備のうえ、2~3mほど離れた位置から殺虫剤を噴射します。蜂が飛び回り始めますが、パニックを起こしている状態なのでそのまま巣に近づき、さらに巣の内部、そしてまだ動いている蜂に対して殺虫剤を噴射します。巣と蜂の死骸は、燃えるゴミとして、自治体のルールに則り処分してください。

蜂に巣を作らせないためにできること

蜂はさまざまな場所に巣を作るので厄介ですが、対策しておくことで、ある程度、巣作りを防ぐことは可能です。

蜂が巣を作りやすいベランダの軒先には、あらかじめ木酢液を塗布しておくとよいでしょう。庭の木は、巣を発見しやすいよう、あまり生い茂らせないことが重要です。

物置や納屋など、あまり出入りしない時期がある建物などをお持ちの方は、換気や点検の頻度を上げてください。あまり出入りしない時期に蜂が巣作りする場合があります。雨戸の戸袋も蜂が入り込み、巣作りを始めやすいので、ひんぱんに掃除するようこころがけましょう。

エアコンの室外機も、あまり動かさない時期に蜂が巣作りを始める場合があります。ひんぱんに室外機周辺をチェックすることで予防につなげましょう。

粗大ゴミなどを家の外に放置することもやめましょう。このような場所に巣を作る場合もあります。

一度巣が作られた場所は、また作られやすい

一度巣が作られると、駆除してもまた蜂がやってくる…こういうことは比較的多いので、これを防ぐにはアフターケアが重要です。駆除した場所に駆除用の薬剤や木酢液を塗るなどして対策しましょう。このような作業も蜂が動かない、暗い時間帯に行います。

危ないと思ったら蜂の巣駆除を業者に依頼

蜂の中でも、もっとも怖れられているといっていいスズメバチの仲間。普段はそれほど襲ってくるようなことはなくても、夏~秋には特に攻撃的になるアシナガバチの仲間。これらの蜂は、強い毒を持っているため、刺されるとたいへん危険です。

もう一種類、忘れてはならないのがミツバチです。ミツバチは私たちのもっとも身近にいる蜂ですが、やはりその針には注意すべきでしょう。

持ち家に蜂の巣が作られてしまった場合、蜂が近所の人々を攻撃してしまう可能性もあるので、見つけたらすぐに行動をとらなければなりません。ご自身の責任が問われることもあるからです。

蜂の巣は、早期に見つけられれば駆除はかんたんですが、夏~秋にかけての時期に自力で駆除することは危険です。危ないと思ったら、業者に駆除作業を依頼しましょう。

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